もっと早く逢えていれば良かった〈昴side.〉

車椅子に座らせ病室へ向かう。



「あ、制服持ってきたっけ?」


「綾乃が忘れると思って持ってきたよ」


「よかったぁ~」



この前着た制服が汚れてしまっていたから執事さんに洗ってもらっていた。



「もう遅いし寝なよ」


「うん」


「そういえば今何時?」



車椅子を畳んでいると聞いてきた。
時計を見て答える。



「深夜2時だよ」



もうこんな時間か、と自分でも驚いた。