もっと早く逢えていれば良かった〈昴side.〉

「これ借ります」



あとはβ遮断薬……。

車に取りに行く。



「……あった」



さっきの場所へ戻り綾乃を抱いて部屋へ向かう。


呼吸が浅くなっていた。



「今はこれでどうにかするしかないか……」



酸素マスクを付けて静脈に注射を打つ。


数分後、呼吸は正常に戻った。



「よかった……」



日頃の疲れがたまっていたからか、安心して眠ってしまった。