もっと早く逢えていれば良かった〈昴side.〉

待っていると家から執事らしき人が向かってきた。
とりあえず窓を開ける。



「あの、綾乃様の彼氏様でいらっしゃいますか?」



「は?」とつい口に出てしまう。
普通に考えれば医者の格好してないし、一応彼氏だし?



「綾乃さんの主治医です」



流石に彼氏とは言えない。



「それはよかった…」


「何かありましたか?」



嫌な予感がした。



「綾乃様に車椅子をお出ししたのですが断られてしまい、フラフラと歩いておられて危なっかしくて見ていられないのです……」



車を降りてすぐに駆けつけた。