もっと早く逢えていれば良かった〈昴side.〉

ちょうど馬に乗ったところで声をかける。



「綾乃、笑って?」



精一杯の笑顔を作ってくれた。
どこか悲しそうな顔をして。



「撮ってくれてありがと!」


「どういたしまして」



笑って答える。

悲しい顔はしたらいけない。



「少しでも、綾乃の思い出に残りますように」



そっと願った。