もっと早く逢えていれば良かった〈昴side.〉

「じゃ、俺行かないと」


「そういえばたくさん患者持ったんだっけ?」



泣き止んだ綾乃の頭を撫でる。



「まぁな。綾乃1人で十分だったんだけどな、そうもいかなくて」


「それはそうだよ一応医者なんだから」


「一応ってなんだよ一応って」



2人で笑い合って一息つく。



「じゃ、大人しくしとけよ」


「ん、じゃあね」



ゆっくりドアを閉めて他の患者のところへ向かった。