もっと早く逢えていれば良かった〈昴side.〉

屋上に着くと座り込んでフェンスに体を預けている彼女を見つけた。



「昴、あたしちゃんと愛してたよ?」



俺もだよ。



「でも、一緒にはいられないよ」



そんなこと言われてもずっと傍にいるから。



「すば…るを……っ…愛する、なんてっ……もうっ……!!」



綾乃を抱きしめる。
大事に、包み込む。



「綾乃」


「昴っ!?」


「綾乃、俺を愛して?」


「無理、だよぉ……」