もっと早く逢えていれば良かった〈昴side.〉

「先生!?その格好どうしたんですか?」



救命救急センターの入口から入ると気付いた看護師が寄ってきた。



「それよりもこっち優先。準備して」



抱き上げていた綾乃をベットに乗せる。
それに気付いた手の空いている人たちが忙しく動き始めた。



「大丈夫、助けてやるから」



綾乃だけに聞こえる声でポツリと呟いた。