もっと早く逢えていれば良かった〈昴side.〉

「じゃあこの問題解いてもらおうかな」


ちょっと話してただけでこれかよ。
キレやすい頭だな。

黒板に向かって問題を解き始める。
チラッと隣を見ると綾乃の手はチョークを持ったまま止まっていた。

長いこと入院してるんだし無理もない。

手に持っていたノートに答えを書いて彩乃に見せる。



「ありがと」


「どういたしまして?」


ニコっと笑う。
また綾乃の顔が真っ赤になった。