「分かるさ、だっていつから一緒にいると思ってんだ?」
「…まあ…そうだけど…」
「だろ?じゃ、さっさと出口探してユリナ助けにいくぞ」
「…ぅ」
ガラスの中でユリナは次第に聖力を抜かれていた。
「クク…もうあとしばらく待てば聖力をすべて抜くことができる…分かるか?聖力を抜かれるということは、お前の記憶もすべてなくなるっていうことだ、お前のその力はすべて聖力によってできてるのだからな」
「……そんな…」
一方、アイレン達はまだ廊下をさ迷っていた。
「なあなあ、ここの出口ってどこだよ」
「あ…そういえば」
突然ニコラが立ち止まり、小刀を取り出す。
「何をするのですか?」
ニコラは目の前にある壁を小刀で大きく円を描くように傷をつけ、その円の真ん中に小刀をさす。



