天使の声を…



その研究所は外から見ても怪しそうな感じがした。

「なんか嫌な感じ…」


「どれ…」


アイレンは扉に手を触れただけでギイ…と音がした。


どうやら鍵はかかってないらしい。


「行こう…」








「ユリナ・ウィスディ…お前がいなくなれば、魔王を倒すこともできず、アイレンという者が天上界に帰ることもできなくなる…」


ユリナは今細長いガラスの中で目を覚ます。目の前にはダーキャスがいた…


「私を…殺すというの?ダーキャス…」


「いや、殺しはしない、この前のように聖力を抜くんだ」


「…な…」


「言っておくがお前もニコラもさらわれた…今ニコラに化けた俺の手下がアイレンって奴の側にいる、奴には言っておいた、ここに来るふりをしてアイレンを殺すようにとな!」