天使の声を…



「うーん!昨日は本っ当に大変だったねぇ…まったくどうなるかと思ったよ」


ミラトを出てからニコラはうんと背伸びをする。


「そうね…もしみんなが来てくれなかったら…私今頃死んでたかもしれないわ」

「そっかぁ…大変だねぇ…」

「ねえ、フューティスに向かうには、あの森を通るのか?」


「え?」


気が付くと、目の前には大きな森があった。


「え?!この森通るの?!もっと別な場所ないの?!」


エーゼルが森を見た途端言うが、ニコラはエーゼルの方を向き、

「ほかに通れる場所ないだろ!…あ、あった…エーゼル!お前だけあの山登って行きなよ」


「バカ!んなことできるか!!」


「あはは…冗談冗談!」


「…そうか…ならいいけど」

「おーい、入ろうぜ」


アイレンがふたりを呼び、4人は森の中へ入る。