「…………術は掛けたけど、完璧に治ったわけじゃないから…慎重に連れて行かないと」
「分かった」
アイレンはユリナをおぶり、研究所を出る。
「今日はもう休んだ方がいいだろ、ユリナもこんなだし」
「そうですね、休みましょう」
「ところでニコラ、お前ユリナとどんな感じで捕まったのか?」
焚き火を起こしながらアイレンがニコラに聞く。
「…あたしとユリナが歩いてたら、突然変な球体に閉じ込められて、ダーキャスの所に連れて行かれたんだよ…ったく…そのおかげでユリナは怪我しちゃったし…大変だよ…全く」
「そうだな」
「今日はもう寝よう、俺達も体を休ませた方がいい」
「そうだな」



