天使の声を…



「…この憎き天使よ…今ここで消え去れ!」


カウミシュは手のひらから黒い球体を出し、アイレンを目掛けて投げ出す。


「いやぁ!アイレン!後ろ!」


「え?」


アイレンが後ろを向くと、黒い球体がすごい勢いで飛んでくる。


「危ない!」





するとユリナが素早くアイレンを覆い被さるように前にに出て、カウミシュの攻撃が当たる。


「ユリナ!!」



「く…聖術師に当たったか…まあいい……これで……」



カウミシュはそのまま動かなくなり、消えて行った。

「ユリナ!ユリナ!」


アイレンは倒れるユリナを受け止め、何度もユリナの名を呼ぶ。


「アイ…レン…怪我は…ない?」


「俺は大丈夫だ!でもユリナが!」


「私はいいの…ただ…あなたが大丈夫なら…」



ユリナは背中に大量の血を流しながら気を失う。


「ユリナーー!!」