スタート地点に戻ったあとに
私は先に着いてた椎苗から質問攻め、
なにしてたのよとか
告白?
とか…
あんな恥ずかしいこと言えないよ!
水原はもうなにもなかったかのように
喋ってるし
なんか私だけ一人緊張してたみたいじゃん。
なんかムカつく。
ふん。
いーよ、もう。
あんなの本気なんかじゃなかったんだよ。
からかわれて遊ばれてるだけ。
水原なんて知らない。
わかんない。
でも、気付いてしまった。
あんなことを言われ
素直に嬉しかった…
私……きっと好きなんだよ…
あんなやつのこと。
きっともっと前から。
どうしたらいい?