『ほんと、わりぃ。』


『もーいいよ…』


うん。
幻聴だもん。

なに言っても無理よ。

変なこと言ってくるはずだし。



その日は
どうやって帰ったかもわからない。


んー…


あれは夢だったのかな?


なんてそれすらあやふや。


私。


重症かもしれない。


あいつが嫌みを言わない夢を見るなんて。