『他に見せたくなくて、俺だけがそんな高城を知ってる。それだけで嬉しかった。』



『っ………水原っ………ありがとっ、ごめんね。私勘違いしてごめんね、す、好きだよ』




はぅあっ、、、


好きだよなんて恥ずかし過ぎる。


自分で言ってて恥ずかしい。


『高城………』


ゆっくり近づいてくる水原の顔。


それだけで胸が高鳴って

ほら。

もう水原しか考えられなくなる。


『っん……』


ゆっくり伝わってくる温もり。


抱きしめてた手が私の手をとって
ゆっくり絡まって。


ギュッーッと繫がる。

こんなの私じゃない。


そう思うけど
それでも私なんだよね。


水原が好きでだから恥ずかしくって
怖くなって不安で


でも幸せで嬉しくて


もっと……


そう思うんだ。



『聖愛ちゃん。顔真っ赤…とろけそうな目してる。襲いそー…』


イタズラっぽく笑う水原の言葉に

一気に頭の先まで赤くなるのが分かる。