俺は今、夢を見てるのかもしれない。
目の前で好きなやつが
明らかに好きだと言ってる。
真っ赤な顔で
『水原が優しくなったり…照れたり…意地悪な言 葉いってきたり…そのたびに…ここ、胸がしめつ けられて痛くなるの…』
こんな可愛いことを言いやがる。
俺はボーぜんとしすぎて
ついていけてない。
てっきり、俺は嫌われたと思ってた。
うるさい、最低、
なんて言われれば誰だってそう思う。
ほんとに落ち込んだ。
でも、違う。
『それに…キスだって…嫌じゃなくて…いつの間 にか…して欲しいって…思うよになって…』
反対だ。
すげぇ嬉しい。
必死になって言ってる姿がかわいくて
仕方ない。