新たなスタートを切る春。 新しい人との出会いの春。 一年間生徒会をやってやりがいを感じた俺は、 また今年も生徒会を続けることを決めた。 とはいえ三年生がいなくなってしまったため、 人数不足であることは否定できない。 「ちょいと新入生勧誘すっかー。」 明るい髪がうっとおしい。 桜の木の下に机と椅子をセットして、 顧問の藤堂と副会長の涼平、俺で新入生が入ってくるのを見守った。 声をかけるのもめんどくさくて、 ただただいい人はいないかどうか見極める。