あの子






あの日から数日。

ひよりちゃんとは、もともとあまり話さなかったけど。
今はもっと話さなくなった。


謝りたいのに、時間だけが過ぎていく。


「あ、日直」


先生が僕の方を見る。


「この前のノート、取りに職員室まで来てくれるか」


「あ、はい…」