結婚記念日まであと2週間
彼は約1ヶ月ぶりに帰ってきた
「お帰り
隆二君」
「………
悪いけど疲れてるから話かけないでくんない」
「っっ!ごめんなさい
…
あっでも
ごはんた…」
「だから話かけんなっってんだよ!
うぜぇ」
わかってた
こんなこと今まで何回もあったから
でも決心を決めた私の胸には
どんな鋭利な刃物で刺されるよりも深く私の心を傷つけた
バタン
ドアが閉まる音が
妙に大きく聞こえたのは
気のせいだろうか…
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