それでも君が好き



「そういえばさぁ、2人ともクラスにかっこいい人とかいた?」

汐花が私と七夕里に
期待のまなざしを向けながら言った。



「残念ながら・・・」

1組になった七夕里が言った。


七夕里は私と一緒で恋をしたことがない。
だから、少し期待してたみたい。



「そっかぁ」

「でもさぁ、ゆきって5組だよね?悠生いるよね?」

汐花がすごいいきおいで質問攻めしてきた。



「えっ!?」


悠生ってあのモテる人だよね。
6年の運動会の時、100m走で同じ組だった人だよね?
そんな人、クラスにいたかな・・・。



「そうだけど、悠生って人いなかったと思うよ。」


私は今日見たクラスの男子の顔を思い出してみた。
だけど・・・悠生の顔を見た覚えはなかった。



「私の見間違いだったのかなぁ」


汐花が不思議そうに言った。