「彰子ちゃんのタイプってどんな人?」
「私のタイプですか?」
「うん・・」
「私は年上でスーツを着てて本が好きな人」
自分でもバカって分かってる
気付かれる・・・もうそうなってもいいの
だってあなたが初恋・・・タイプなんかない
あなたが好き
「それって、もしかして・・・俺のこと?そんな訳ないよな」
「・・・ここまででいいです」
私は足を止めた
「え?でも・・・」
「いいんです、今日はありがとうございました」
私がそこを離れようとしたら、彼の腕が私を掴んだ
彼はジャケットのポケットから何かを出し、私の手に入れた
「じゃ」
そう言って、彼は私の腕から手を離し、行ってしまった
ドキドキした
私は握られた腕を見ていた

