「最初は意味が分かんなくて、家帰ったんだ、あれは妻じゃなかったかもしれないって、でも家に帰っても妻はいなくて、あれは妻だったんだって思ったよ」
「それに見た事ない服着てて」
「だから、さっきダメかもしれないって言ったんですか?」
「ああ、そうだよ」
「でも、信じられない、こんな素敵な旦那さんがいるのに浮気なんて」
「そんな事ない・・・俺、全然素敵なんかじゃないよ、仕事終わりは喫茶店に行ってさ、早く家に帰ってれば、こんな事にはなってなかったかもしれない」
「そんな事・・・中林さんは素敵な旦那さんだと思います」
「何言って・・・・」
「本当に」
「そんな事言ってくれるの君だけだよ」
「嘘・・・」
「本当だって、でもなんか君に話したら、少し元気出て来たかもしれない」
「それは良かった」
「土曜日・・・行きたい所があって、でも、1人じゃ行きにくいから、ついて来てもらえないかな・」
「え、どこに?」
「それは、当日までお楽しみ」
「分かった、行く」
「いいの?彼氏に悪いよ」

