5時になると彼が来た



私はすぐ彼の所に行った



彼は席に座ると本を広げた



「俺の名前覚えてる?」



「え?中林隼人さん」



「良かった、忘れられてると思ったよ」



「そんな・・・訳・・」



「俺・・・もうダメかもしれない」



「え?何かあったんですか?」



「今日・・・また帰りに会えないかな?」



「・・・私は大丈夫ですけど」



「じゃあ・・・後で」



「はい・・・」



彼に何があったのか分からない



でも、彼が私を求めてくれてる




それが何より嬉しかった



こんなの想像してなかった



仕事で何かあったのかな・・・



それとも・・・奥さんと?



そんな事を期待した私は最低だ