「おや、起きたのかい?」 「あ、おばあちゃん…」 「そんなに早く起きなくても良いんだよ、歌奈ちゃん。」 「いいの。私が早く起きたいだけだから。」 「あらそう?ま、ゆっくりしなさい。」 こんなふうに、私はいつもおばあちゃんにぶっきらぼうに接する。 決しておばあちゃんが嫌いなわけじゃない。けど…