「指切りげんまん…」

森本ってこんな笑い方するんだ。
肩まで伸びた、黒い髪が風にそよいで綺麗だとか、そんなこと思ったのはこれが初めてだった。

「戸田くん…?」

「!お、俺部活あるから!じゃあなっ」

ふいに顔を覗き込まれて、動揺を隠せなかった俺は急いで教室を出た。

それから少し後に告って、そしてそのすぐ後に事故は起きた。

でも、俺は好きな人を守れて何故か死ぬっていうのに嬉しかった。

きっとそれが
初恋−first love−
だったから…