ガチャ

「あ、みなみーっ!遅ーいっ」

「ごめん!」

あゆちゃんとお弁当を一緒に食べる約束をしていたのだ。
私はあゆちゃんの隣に座ると、サンドイッチを食べ始めた。

「みなみ、橘と何かあったの?」

「〜〜!!」

私はむせて、水筒を一気に流しこんだ。

「ごめん、ごめん、ちょっと気になってさ」

「な、なんで!?」

「みなみと橘、最近なんだか仲良いじゃん?」

「そ、そんなこと…」

私が否定しようとすると

「…でも、良いと思う」

とあゆちゃんが呟いた。

「え?」

「だって二人ともお似合いだし!」

「…」

「みなみだって、橘のこと嫌いじゃないでしょ?」

「そりゃあ…」

「じゃあさ、もし、告られたりしたらオーケーしなよ!」

「…」

私が返事に困っていると、予鈴が鳴った。

「じゃ、そろそろ行こう」

あゆちゃんの一言で、立ち上がった。
そして私たちは他愛のない話をしながら教室へ向かった。