彼女の愛すべきドビュッシー

バタン、

ドアを閉める。

そして、

立ち止まって聴く。

聴いてると何度か先生の激がとぶ、

「そこ、

 何回言ったらわかるのよ!!」

・・・。

あんなに上手でも怒られるのか。

僕は、

すごい世界に足を踏み入れたんだな、

そう思った。