「じゃ、今日はここまでで。」

「はい、ありがとうございます。」

「あ、修君こんにちは。」

「こんにちは。」

「この人ね、これでも先生なのよ。」

「はじめまして。

 小学校で先生してます。」

「あ、そうなんですか。」

「僕、本当に音楽へたくそで、

 自信なくてさ。」

男の人は言った。

「そんなんじゃ、

 子供たちになめられるわよ!!

 ねえ。」

「う、はい。」