なるちゃんとの出会いを思い出しながら、脱いだシャツをハンガーにかけた。
「てゆうか…みぃたんって」
なるちゃんのネーミングセンスに、思わず笑みを零す。
ネーミングセンスが無いとは言わないけど…、
みぃたんなんてそんな可愛い名前、あたしには似合わない気がする。
最初は呼ばれる度に恥ずかしくて、返事をするのにも苦労したけっけ。
今では恥ずかしいなんて思わないし、なるちゃんがそう呼んでくれたおかげで、クラスの女の子達とも仲良くなれた訳だし。
「みぃたんって…、天宮さんの事だよね??」
「え、あっ…うん」
「やっぱりぃ!!すっごく似合ってる!!あたしもみぃたんって呼んでいい?」
「あ、あたしも呼びたい!!」
なんてね。
