そう、昨日まであったはずの無駄に大きいベットがどこにもないのだ。 「千尋も居ないしベットも消えてるし…」 やっぱりあれは嘘だったのかも。 きっと、あたしのことからかっただけ… なるちゃんの所に帰ろう。 そう思って、クルリと体を反転させた時ーーー 目に入ったのは、台所の奥の廊下。 あたしは廊下に足を進めると、廊下には3つの扉があった。 そして、一番手前の扉の開けるとーー 消えたと思っていたベットで眠る千尋がいた。