「俺の家はここなの。ここで寝てここで飯食ってここで風呂に入って…、つまりこの家で生活してる訳っ♪
だから、部屋に閉じこもってるってのは間違ってないな!問題児ってのは間違ってるけど」
一気に言った千尋は、また笑い出す。
「ん?んんん??」
あたしは頭を抱えながら、ごちゃごちゃの頭の中を整理した。
つまりーーー
「学園の生徒会室の奥にあるこの部屋が…千尋の家ですか…」
「そーそー♪」
笑顔で、どこらから取り出したのか棒付きキャンディを加えながら言う千尋。
そーそーって…
「んなこと信じられるかぁぁああっ!!」
「だって俺、理事長の息子だもん♪」
「うぇぇええええ!?!?」
あたしの叫び声は、学園中に響いたのだった。