「…なるちゃん…、ありがとぉ」
「ありがとうなんて言わないでよ…」
なるちゃんはやっぱり優しいね。
きっと今日、その人との予定がなかったら…、あたしの罰に付き合うつもりだったんだろう。
そしてそのせいで、あたしにひとりで罰を受けさせる事を申し訳なく思ってる。
「ほら早く行きなよ!!待ってるんでしょ??
ーーー特別な日なんだから、早く行かなきゃだよ?!」
あたしならひとりで大丈夫。
そう意味を込めてあたしがニカッと笑うと、それに答えるようになるちゃんも笑った。
「ありがと!!じゃ、あたし行くね」
なるちゃんはあたしに背を向けると、駆け足で教室を後にした。
今日はーーー
なるちゃんのお母さんの誕生日。
病気で入院中の、お母さんの…
