最後の授業を受けながら、大きな欠伸をする。
昨日は良く眠れなかった。
原因はもちろんキラキラボーイこと千尋。
危ない奴だってことは十分わかってる。
絶対にあの部屋には行かない。いや、行きたくなんかないと心から思ってる。
今度はキスだけじゃ済まされないかもしれない。
本当に妊娠してしまうかもしれない。
なのにどうしてだろう…、あの陽気な笑顔が頭から離れないのは。
「あたしのタイプは…ワイルド系のおじさんなんだけどな」
長○剛さんとかね。
そう…窓の外を見て呟くと、背後にただならぬ気配を感じて振り向く。
…………オーマイガー
「ほうほう。天宮のタイプはワイルド系なのか
先生よーくわかった」
そこに立っていたのは、古文担当&担任の吉成ティーチャーだったのだ。