王様=絶対!?




「よく出来ましたっ♪」



キラキラボーイはそう言って笑うと、あたしに二度目のキスをした。



けどそれは…

さっきの触れるだけのキスとは違った、啄むようなキス。




「ンッ…やめっ……」


「名前…呼んで?」


「……ちひッ…、ろ……んんッ」



身体中が痺れる感覚…、クラクラする。



甘い。


とろけそうなくらい…、甘い。




嫌なはずなのにーー



嫌じゃない。どうして??




「んッ…」


「よく出来ました。美羽はいい子だね?」



唇が離れると、あたしは勢い良く酸素を取り込んだ。



「はぁ…はぁっ」



ーー何してんの、あたし。



相手は初めて会った人なのに…



「これからは千尋って呼んで?呼ばなかったらーー

お仕置きっ♪」


「ひっ!?」



誰かあたしを、助けて下さい。