ってゆうかあたし、何してるんだろう…
きっとなるちゃん、心配してるだろうなあ。
あたしがそんなことを考えていると、キラキラボーイがグラスを持ってこちらに向かってくるのが目に入った。
こーやってマジマジと見ると、本当にキラキラしてるな…この人。
今まで男の子に対するかっこいいがよくわからなかったけど、そんなあたしでもわかる…
この人…、キラキラボーイは、かっこいい。
今まで見てきた男の子達とは違うオーラが、この人にはある。
本当に、キラキラした人だ。
栗色の髪の毛は、変に気合を入れてセットしてる感じでもなく、無造作にセットされている。
背なんかもすらっと高くて、通りでキラキラボーイと話すと首が痛くなるわけだ。
耳に光る、シンプルなシルバーピアスは両耳の耳たぶにひとつずつ、左耳は軟骨にひとつ付いている。
切れ長なのにくっきりとした二重まぶた。
鼻筋のスッと通った鼻。
薄めの唇……
あたし、あの唇とキス…って、何変なこと思い出しているんだ自分。
あたしは恥ずかしくなって、側にあったクッションをギュウっと抱き締めた。
