そして部屋の一番奥の扉の前で立ち止まる。 「この扉の先が俺の部屋!入りたい?」 別に入らなくて結構です。 あたしはその部屋より、体育館という部屋に入りたい。 そんなことを考えていると、ふとある物が目に止まった。 扉の横に掲げられたプレート。そのプレートに何かが書かれている。 「朝倉千尋様…専用部屋…」 あたしが呟くと、キラキラボーイは得意げに笑った。 「朝倉千尋ってのは、俺の名前っ♪」 なんて女の子らしい名前なんだろう。 けど…、とっても似合ってる気がする。