「では、こんな所で立ち話も何ですし…、行きましょうか。天宮美羽さん?」
キラキラボーイはあたしに手を差し出した。
何でしょうこの手は??
ミルクキャンディもっとくれってか??
「ミルクキャンディもう無いんですけど……それより名前…ってか行くってドコに…」
聞きたいことがたくさんありすぎるよ、キラキラボーイ。
「飴玉はもーいーよ。
俺がほしいのは……こっちーー」
そんなあたしなんかそっちのけに、キラキラボーイはあたしの手を取ると、自分の指先を絡ませ強く握った。
こ、これは……
恋人繋ぎというやつですか??
