「何者なんですか??あなたは…」
あたしは静かに振り向くと、キラキラボーイを見つめて問いかけた。
「俺?俺はーー
この学園の王って感じかな」
学園の…、王???
こんなおちゃらけたキラキラボーイが??
なんだか、王とは程遠いような気がするのはあたしだけだろうか。
でも確かにあの時…
キラキラボーイが行くなと言ったあの時、あたしは従うことしか出来なかった。
逆らえなかった…
「俺の言う事は絶対。誰も逆らえない。
ーーもちろん…、キミもねっ♪」
まただ………また、
背中がゾクリとした。気味が悪い。
この人はやっぱり危険だ。
