あたしが暫くキラキラボーイを眺めていると 「飴玉よりーーー キミのが甘そっ」 それは、 ほんの一瞬の出来事だった。 キラキラボーイの栗色の髪の毛が、鼻先にあたって擽ったかった。 目の前にある目を瞑った綺麗な顔と、唇に伝わる熱から確信する。 ーーーあたしは今、キスをしている…と。