ガチャッ

ドアを開けると玄関の隣に2階に行く階段を見つけて探すこともなくすぐに2階を上がることができた。


「大きい窓は何処かな…??」


2階にある部屋のドアをひとつひとつ開けて部屋の中を確認した。

そして1番奥の扉が最後にあり…本当に大きい窓があるのか不安になりつつ扉を開けた。

ガチャ


開けた途端に大きい窓を見つけた。
大きい窓で太陽の光が大きい窓を通して部屋全体が輝いて見えた。


「うわぁ…ここかぁ…大きい窓がある部屋って」

全体を見渡しながら部屋の真ん中に来るとお父さん座りをした。

「結構中広いじゃん♪」

この部屋がこれから自分の部屋になると想像していたら…隣から大きな怒鳴り声が聞こえた。


『うっせぇ───な!!!!分かってるって言っただろうがぁ!!!!クソじじぃ』

思わず大きな窓のほうを見てしまった。
怒鳴り声が気になって窓のほうへ近づいた。

大きな窓のほうには自分と同じぐらいの大きな窓が自分の窓と向き合っていた。

親子ケンカかな??でもさっきの怒鳴り声かなり迫力あったし…。
やだなぁ…こういう親子ケンカが多い家は…

そう思ってずっと窓を見ているとあっちの窓から背の高い少年が出てきた。

あ…大学生かな??
てかカッコイイし…ちょっとラッキーかもね!!!

その少年と目が合った。

キャ───ァ!!目合っちゃた!!

目を逸らしらいのに少年の瞳はとても大きくてとても綺麗で吸い込まれるような感じだった。

ちょっと長い間見つめ合っていると少年が大きい窓のほうに近づいてきた。

もしかして新しい恋の発見かも!!!
どうしよう…まずなにはなそう…。

そんなことを考えていると少年は窓の目の前に立ち止まり、私の顔をチラッと見るとカーテンを乱暴に閉めた。


………なんか感じ悪ぅ…。