「お父さん!!うちなにすればいい??」


お父さんに声をかけるとお父さんは私の方に振り向いた。



「郁美!!お前の部屋いいところだぞ!!」


お父さんはとても嬉しそうな顔で言った。


「まじ!!今すぐ見たい!!そこ…どこなん??」



いいところだと聞くと思わずには思えなくて聞いてしまった。



「2階の…ぇっと…真っ直ぐいった突き当たりかな??右にあるかな??」



…………


「ごめん…意味が分からん。」


「ごめんなぁ。父さん説明するのが苦手なんだよなぁ。」


苦笑いしながら顔を真っ赤にして頭を掻いた。


「あぁ!!そうそう…大きい窓があるんだ」


お父さんは…思い出したかのように言った。


「大きい窓ね…分かったわ」

私はそういうと新しい家へ走って入っていった。