翌日はまるで私が転校するのを祝福して
いるかのように真っ青な空が広がってい
た。
「いくわよ。」
そう言われてもう一度家を見ようと振り
返った。するとポストから何かはみ出て
いることに気づいた。
「なにこれ・・・」
引っ張り出すとそれはゆかりからのメッ
セージだった。
" "
ほのかへ
この手紙に気づいたかな?
今までこんなに仲良くしてくれた子は初
めてだった。いつも一人だったからほの
かが仲良くしてくれてとても嬉しかった
よ!こんな私を友達だって言ってくれて
ありがとう。ずっとだいすき。
ゆかりより
" "
「ゆかり・・・」

