「ただいま〜。」 「おかえりっ!」 こんな夜遅くなのに疲れた様子などまったくないお母さんは相変わらずハイテンションで本当に42歳だとは思えない。 私はメールでもしようと上の部屋に行こ うとすると 「荷物の最終チェックしなさいよ〜!」 とお母さんが言ってるのが聞こえた。 ガチャッ!ぼふっ。 部屋を開けてベットに倒れこむ私。 もうすぐこの部屋ともお別れだと思うと ちょっぴりさみしくなった。 「新しいとこでもがんばんないとね!」 気合を入れ直して荷物の最終チェックを した。