夏休み中の毎日の練習も終わり
2学期が始まった。
毎日の練習のせいで真っ黒になった肌。
秋になり、秋季考査の数学の補習の日。
私は数学は20点。
もちろん補習対象。
まあ、沼倉先生がいてるから苦じゃない。
その頃私は部活には行っていなかった。
気分が乗らないというか、
テニスをしたくなかった。
顧問とも、うまくいかなかった。
補習の日、顧問に呼び出されたわたし。
「おい、お前部活どうすんねん?」
「辞めるつもり。」
「お前の姉ちゃんは3年間続けたやろ。
なんでお前には出来ひんの?」
その言葉に私の頭の中で何かが音を立てた。