「なに?何で姉ちゃんと比べられんの?
姉ちゃんが続けれたら私も続けれるって?
姉妹やからって一緒にせんといて」


そう言ったら、顧問は何も言わず
職員室へと消えていった。


姉と比べられることが嫌で、
それでもいつも比べられた。

頭が良くて部活も出来て真面目な姉。

頭が悪くて部活も出来ない私。

羨ましいとも思ったことはない。



そのまま私は補習へと戻った。


「そんな怒った顔してどうした?」


私の不機嫌に気付いた先生はそう言ってくれた。

それだけで私の機嫌が良くなったこと、

先生は気付きましたか?