魔女と狐男




「今日から担任を務める山中です。よろしくお願いします」


にこにこと、若い女の先生が自己紹介をはじめた。




「きみ、どこの中学からきたの?」



横の席にいた、いかにも運動系の男子が話しかけてきた



「徳仙」



ぼそっと答えると、男子はへーと返した。

ここらへんの学校ではないので恐らく知らないだろう。




「よく見たら美人だよね」



一見ぶさいくといいたいのか…


それにしても、よく初対面に言えるものだ。



これがコミュ力というものか・・・




私の見た目は、

黒いパッツンの髪を下で2つに分けてくくっている。





これといって美人とも直接言われた事はないが、
告白されたことはあった。





「ありがとう」




仲良くなれるかも知れない。






チャイムが鳴って、


同じ中学だった仲良しの人達は固まっていった。





私はいつも通り1人ぼっち