「諦めないってば! あたし探してるから、 田崎食べてきていーよ!」 どうしてそんなすぐ 諦めろとか言うの? 「……っ。」 「あっ、ねぇ! これ…じゃない?」 「え…。」 小さなネックレス。 銀色の太陽。 「これ…だよね?」 「…うん。」 田崎は驚いて、 立ち尽くしている。 「ほら見つかったじゃん! はい!」 そんな田崎にあたしは走り寄り ネックレスを差し出した。