ずっとこの地元で暮らしてた あたしだって初めて来たのに。 「ん~~ない!」 「…やっぱバカげてる。 あんな小せぇもん 見つかるわけねーよ。」 「そんなことないよ! 大切なんでしょ? だったら見つけようよ。」 田崎からの返事はなかった。 だけど、また探し始めたみたい。 それからどれくらい 時間がたっただろう。 ネックレスは見つからない。 スマホをみると、 午後3時を示していた。 どおりでお腹すいた… でも、見つけるのが先だ!