愛、SOUL

田崎がいなく

なっちゃうかもって。




「心配すんな。
　絶対違うって！」




やっぱり、思ってる。





ねぇ、田崎の心の傷って何？


そんなに大きな傷なの？





あたしは田崎を知らない。





「やっぱり、あたし行く。」



「…っだから…」



「行ってもどうにもなんない
　かもしれない！
　でも、行く！！」



「………」



「お願い…！」




悲しい顔をした安藤。



「もしかしたら、
　直人の過去を目の当たりに
　するかもしれない。」